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『浜名湖うなぎ』でスタミナUP!2023年の土用の丑の日はいつ?


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今回は、暑い季節にこそ食べたい『浜名湖うなぎ』をご紹介します。浜名湖養魚漁業協同組合さんにお伺いして、浜名湖の養鰻の歴史やうなぎ養殖の様子を教えていただきました。
2022年夏の「土用の丑の日」についても紹介しているので、ぜひご覧ください。

 

120年以上の歴史を持つ浜名湖の「うなぎ養殖」

浜名湖でうなぎの養殖が始まったのは、今から120年以上も前の明治33年(1900年)のことです。東海道を調査していた服部倉治郎が、うなぎの養殖に適した土地であると判断して、現在の西区舞阪町に養鰻場を開いたことが始まりといわれています。
 

浜名湖地域がうなぎの養殖に適している理由

浜名湖地域は、養殖に必要な豊富な地下水が、三方原台地から豊富に供給されています。さらにうなぎの稚魚(シラスうなぎ)が、浜名湖に遡上していたことや、穏やかな気候など、うなぎの養殖に適している条件がそろっていました。
 

シラスウナギから育てる養殖方法を確立

浜名湖でうなぎの養殖が始まった当初は、体長15cm程度に成長した「クロコうなぎ」を育てる養殖方法でした。

しかしこの方法では生産量に限界があったことから、卵からかえって間もない「シラスうなぎ」を育てる養殖方法を確立し、浜名湖地域はうなぎの生産量を大幅に伸ばしました。

浜名湖の養鰻業が「シラスうなぎ」から育てる養殖方法を確立したことで、その後、全国各地にうなぎの養殖が広がっていったのです。歴史を見てみても、浜名湖は「養鰻発祥の地」であることがわかります。

 

浜名湖の「うなぎ養殖」の様子



今回は、浜名湖養魚漁業協同組合さんにご協力いただき、全国的にも有名な『浜名湖うなぎ』の養殖の様子を教えていただきました。

『浜名湖うなぎ』とは、浜名湖地域で浜名湖養魚漁業協同組合さんの組合員によって養殖されたうなぎのことを指します。
 

水温管理を徹底したハウス池



こちらが浜名湖養魚漁業協同組合さんが管理している養鰻場です。浜名湖地域では、水温の管理がしやすいハウス池でうなぎの養殖を行っています。
ハウス池の温度は、年間をとおして30℃~33℃前後に保たれており、徹底した水温管理が行われています。



浜名湖地域では、うなぎの稚魚である「シラスウナギ」の状態からハウス池で育て、成長度合いに合わせて池を分けて飼育します。



飼育していたうなぎを出荷したあとは、ハウス池の水を全て抜いて土を休ませるそうです。



休ませた池は、雑草を取り除き整地して、再び水を張ってからうなぎの飼育に使用します。



ハウス内は夏場にはかなり高温になり、取材に訪れた5月半ばでも、少し動くだけで汗が出るような暑さでした。

このように手間暇かけて、ていねいに飼育されたうなぎは、各養鰻場から浜名湖養魚漁業協同組合さんに出荷されます。
 

トレーサビリティシステムで安心・安全・おいしいうなぎを



浜名湖養魚漁業協同組合さんに出荷されてきたうなぎは、大きさごとに手作業で選別されます。



『浜名湖うなぎ』を提供する浜名湖養魚漁業協同組合さんでは、2003年からトレーサビリティシステムを導入しています。

全組合員が、養鰻場の水温や餌の種類、水質、薬や添加物の有無、うなぎの成長度合いに合わせた飼育管理の状況などの共通項目を記録する「養鰻日誌」を記帳して、徹底した管理体制で、安心・安全・おいしいうなぎを提供しています。



そして、浜名湖養魚漁業協同組合さんで製造されたうなぎの蒲焼きには、ロット番号が印字されており、該当製品の生産者情報を閲覧できる仕組みを確立しています。
 

鮮度の高いうなぎをおいしく加工

各養鰻場から出荷されたうなぎの一部は、浜名湖養魚漁業協同組合さんの加工場で加工されます。



出荷された当日は砂抜きを行い、翌日には鮮度の高い状態のまま加工します。熟練のスタッフによりていねいに捌かれたうなぎは、白焼きや蒲焼きとして調理されます。



この日は、ふっくらやわらかい白焼きの加工を行っていました。





焼きの工程のあと、蒸しの工程が入ります。



やわらかく蒸された白焼きは、すぐに瞬間冷凍されます。



浜名湖養魚漁業協同組合さんで加工された鮮度の高いうなぎの蒲焼き、白焼きは、もちろん遠鉄ストアでも購入可能です。

 

うなぎは白焼き?蒲焼き?

うなぎの代表的な食べ方には「白焼き」と「蒲焼き」があります。それぞれに異なる魅力がある食べ方なので、ぜひどちらも味わってみてくださいね。
 

白焼きの魅力



うなぎの味をダイレクトに感じられるのが「白焼き」です。
浜松を含む中部地方では親しまれてきた食べ方で、塩やわさび醤油、ポン酢などをつけて、薬味と合わせて食べるのがおすすめです。
 

蒲焼きの魅力



食欲をそそるタレと、うなぎのうまみが相性抜群の「蒲焼き」。
「蒸し」の工程を入れる関東風の蒲焼きは、ふっくらやわらかい仕上がり。「蒸し」の工程がなく、そのままタレをつけて焼く関西風の蒲焼きは、表面がカリッと香ばしい仕上がりです。

中部地方である浜松では、関東風、関西風、どちらの蒲焼きも好まれています。

 

「土用の丑の日」には、なぜうなぎ?



「土用」とは「季節の変わり目である約18日間」のことで、春・夏・秋・冬の年4回あります。その18日間の中でも「丑の日」と呼ばれる日は、昔から身体をいたわり、精がつくものを食べる習慣がありました。

そして江戸時代に、学者であった平賀源内が、夏場に売り上げの下がるうなぎ屋に「本日、土用の丑の日」と看板を出させて「精のつく食べ物=うなぎを食べよう!」と打ち出したのが「土用の丑の日」にうなぎを食べるきっかけになったといわれています。

2023年夏の「土用の丑の日」はいつ?

2023年夏の「土用の丑の日」は、7月30日(日)です。暑い季節こそ、スタミナのつくおいしいうなぎを食べて、元気に過ごしたいですね。

 

手軽においしいうなぎをご自宅で!

購入したうなぎの蒲焼きを、自宅で温め直して食べる際は、ちょっとした「ひと手間」をプラスすることで、さらにおいしくお召し上がりいただけます。

そのひと手間とは、なんと「流水でタレを洗い流す」というもの!


※画像はイメージです。

うなぎの蒲焼きを流水で洗うというと驚く方も多いかもしれませんが、表面の余分なタレを洗い流し、酒を少々ふりかけてから、フライパンで蒸し焼きにします。




※画像はイメージです。

こうすることで、ふっくらやわらかい味わいに仕上がるので、ぜひお試しくださいね!

遠鉄ストアでは、今回ご紹介した浜名湖養魚漁業協同組合さんの『浜名湖うなぎ』も販売しています。こちらの『浜名湖うなぎ』のシールが目印なので、ぜひ店頭でもチェックしてみてください。



『浜名湖うなぎ』のお買い求めは、遠鉄ストアの店頭のほかに、インターネット予約での購入も承っています。

土用の丑の日はもちろん、お祝いの席や家族が集まるときなどに、おいしいうなぎを手軽にご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか。

インターネット予約(お店受取り)はこちら ※2023年7月21日(金)まで
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